日本人ではじめてビール会社を経営した人

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みなさんこんにちは。麦風(@beerdreamdiary)です。

ビール検定を学んでいると「日本人で初めて○○した人」が出てきます。

今回は、日本人で初めてビール会社を経営した人をご紹介します。

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渋谷庄三郎は日本人初のビール会社経営者

渋谷庄三郎は大阪の実業家です。
明治6年に「渋谷ビール」を起こしました。

渋谷さんは現大阪府豊中市に生まれ、もともと家業は綿卸商でした。
一方で、大阪府管轄の官製組織である大阪開商社で「頭取並」という役名で綿産業を担当していたようです。

今でいう取締役みたいな感じでしょうか。
調べてみましたがよくわかりませんでした。

とにかく偉い人だったんですね。

さて、そんな地位にいた渋谷さんですが、大阪開商社では「ビール醸造計画」がありました。
ところが、その計画は何らかの事情によって中止されています。

そこで、もともと実家が酒造業を営んでいた渋谷さん。
ビールの醸造に興味があるし、他の頭取たちの勧めもあって個人でビール醸造計画を引き継ぐこととなったのです。

(他の頭取たちの勧めというところが麦風的に陰謀を感じるのですが、半沢直樹の見過ぎでしょうか・・・)

渋谷ビールを醸造するも不評

そしてついに、渋谷さんはアメリカ人の醸造家ヒクナッ・フルストの指導で
「渋谷ビール」を醸造しました。

しかしながら、醸造されたビールは不評。
「苦くてとても飲めへん!」
と突き返されてしまったのです。

渋谷ビールはエールビールでした。
ホップに慣れていない当時の日本人には受け入れられない味だったのでしょうか。

結局、明治5年に始めたビール事業は明治14年に断念してしまいます。

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この記事を書いた人

21歳でビール検定2級合格→ビール検定をアピールして就活に成功。現在はビール検定1級合格を目指し勉強中。「びあけん図解」「予想問題」などビール検定に役立つ記事を書いています。

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